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MZDAOコミュニティの評判まとめ

 2022年、元ZOZO代表の前澤友作氏が「MZDAOコミュニティー」のメンバー募集を発表し、大きな話題になりました。この「MZDAO」は、事業を一般ユーザーと創り上げることを目的として設立されたコミュニティーです。

 話題になったのこのMZDAOですが、評判はどのようなものでしょうか。賛否両論ある意見をまとめたうえで、若干の評価も加えてみました。

ポジティブな意見まとめ

「規模の大きいコミュニティになって成長することが期待できる」

 2022年8月に、前澤氏は自身のツイッターで、22万人を超えるMZDAOの初期メンバー登録があったことをツイートしました。これだけの人数の規模が集まれば、知恵やアイデアを集約し、今までにない事業を達成することができるかもしれません。もちろん、数が多いとなると、それらの知恵やアイデアを集約してまとめ、事業のために最大限活かす力量も問われます。今後の前澤氏の動向に注目が集まります。

 また、前澤氏はZOZOを立ち上げたり、宇宙旅行に行ったり、世間の注目を浴びてきた大物です。影響力のある前澤氏のもとには、全国から様々な職種や経歴を有するメンバーが加わることが期待できます。さらに、前澤氏の言動は注目の的でもあり、広報面でも心強いです。そのため、ネット上では、”たくさんのメンバーが集まり、新商品や新サービスに対してMZDAO内で意見をまとめたりするだけでも影響力があるコミュニティになりそう”、”ボランティア活動にも力を発揮できそう”、などといった、大きな影響力に期待する声が聞かれます。

「新しいビジネスに参加できるチャンス」

 MZDAOは、前澤氏の発起したDAOです。このDAOは近年注目を浴びている組織形態で、これを使った新しいビジネスモデルの開拓が進められています。しかし、DAOに参加したいと思っても、どのDAOが良いのか、また、どこで参加を募っているのか知らない方も多いと思います。

 そのような注目を浴びているDAOに参加できることは、大きな魅力であるとの声も聞かれました。先進的なDAOを利用して、革新的なビジネスを体感できることも見逃せない大きな魅力といえるでしょう。

「報酬に期待できる」

 MZDAOには、「今後スタートする事業・プロジェクトなどに対して、あなたが何らかの協力をしたり役務を提供するなど一定の貢献をした際に、その対価として報酬(トークンやストックオプションなど)をお渡しする場合があります。この報酬は、事業・プロジェクトが成功し、会社や事業・プロジェクトの価値が上がった際に、換金できるようになる可能性があります。 」との案内があります(2022年12月現在)。

 このように、MZDAOでは、報酬の支払いの可能性があります。そして、MZDAOは、先にも述べたとおり、大きな規模となり、また先進的なビジネスモデルでもあることから、成功を収めれば報酬も大きくなるかもしれません。昨今、投資や不動産収入を得て生計を立てる、不労所得を謳ったビジネスが注目されています。従来的な働き方から新しい働き方をしたい、おまけに多額の報酬をもらえるかもしれない、となると益々このMZDAOに魅力を感じるかもしれません。こうした点を評価する声が聞かれます。MZDAOは、これまでコツコツ働いても労働に見合った報酬を得られていないという方にとって、希望になるかもしれません。

ネガティブな意見まとめ

 ポジティブな意見もあれば、反対にネガティブな意見もあります。ビジネスには片面的な見方だけでなく、損をしないためにも多面的な見方が必要です。ここではネガティブな意見をまとめてみました。

「ただのオンラインサロンに過ぎないのでは?」

 DAOはまだまだ運営を開始したばかりで、何か具体的に大きな成功を収めたわけではありません。その一方で、月額500円の参加費用はかかります。この費用は、前澤氏が配信する限定記事の購読料や、コメントやアンケートを通したコミュニティへの参加料とされていますが、これだけだとただの会員制オンラインサロンではないか、との意見があります。

 オンラインサロンとは、ネット上の会員制コミュニティのことで、会員になれば会員限定の動画コンテンツや記事の閲覧ができますが、MZDAOは単にこのサロンに過ぎないとの指摘です。

 また、MZDAOはDAOであるはずですが、前澤氏を中心とした運営がなされており、DAOは参加メンバーみんなで民主的に運営するはずなのに、これでは「DAOじゃない」とも言われています

 確かに、MZDAOは始まったばかりで、まだまだオンラインサロンの域から出ていないとの指摘はそうかもしれません。しかし、これから軌道に乗ってきた場合には、単なるサロンを超えた存在になるでしょう(もっとも、現時点では何ともいえないことも確かです。)。また、前澤氏を中心とした運営ですが、これも前澤氏のブランド、発信力によって集められたコミュニティであることから、中央集権的な側面があることは否定できないと思います。しかし、この点もDAOとして軌道に乗ってきた際には、本来のDAOとしての姿が見えるのではないでしょうか。

 現時点で、ネットサロンに過ぎないのでは?との批判は当たっているといえるものの、全否定するには少し早い気もします。

「一方的に搾取されるだけでは?」

 MZDAOに対しては、「参加者は、月ごとに500円支払う必要があるものの、報酬は約束されていない。一方で、運営側は会員のアイデアや商品の情報を無償で使うことができるし、会員はMZDAOに対して損害賠償できないけれども、MZDAOは会員に損害賠償請求できる。これでは不平等でただの搾取だ。」という批判があります。加えて、MZDAOのホームページには、「知ってほしい注意点」として、事業が始まらない可能性も挙げられています(2022年12月時点)。これだけを読めば、会員になっても損ばかりする印象を持つ人も多いでしょう。

 確かに、報酬が約束されていないのに、毎月500円を支払い続けることは損かもしれません。また、報酬がもらえるようになっても、参加人数が増えるほど、一人当たりの取り分は低くななる可能性があります。しかし、先ほども触れましたが、MZDAOはまだまだ助走段階の新しい取り組みです。そのため、今後革新的な成功を収める可能性もあります。その際には、一人当たりに換算しても大きな利益を得られる見込みもあります。このようにMZDAOは、ある種の「夢」を買うという側面もあります。また、参加料を支払えば会員限定コンテンツの閲覧やコミュニティに参加することもできます。こういったことに価値を見出すメンバーであれば、有益な投資かもしれません。

まとめ

 MZDAOに対するポジティブな意見、ネガティブな意見、双方取り上げてみました。MZDAO参加の魅力の一つは、DAOといった先進的な経験を得られることです。また、MZDAOの参加者数の多さにポテンシャルの高さを感じることができます。そうすると、搾取されるだけでは?との意見も無視できないものの、まずは新しい体験を得るための投資と割り切ってみても良いかもしれません

 一方、MZDAO自体は画期的な取り組みですので、単に無視することはもったいとも思います。一旦参加を見送る方でも、今後様子を見守っても良いかもしれません

 世間を賑わせるような新しいビジネスチャンスには、常にリスクが存在します。大切なことは、自分にとって何が得で何が損なのか、基準を持っていることです。MZDAO自体も、参加しても報酬を必ず得られるとは限りませんが、コミュニティへの参加自体をメリットと捉えることもできます。自分にとっての損得ラインを決めて、どんな対価・サービスであれば、いくらまでの投資をするのか決めておけば、いざ損をしたとしても割り切れるでしょう。

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