1. HOME
  2. ブログ
  3. SEO対策
  4. 発リンクのSEO効果と活用の注意点

ブログ

BLOG

SEO対策

発リンクのSEO効果と活用の注意点

この記事では発リンクについて、その意味やSEO効果、チェック方法、活用の注意点について説明しています。

発リンクは他ページや他サイトへのリンクのことです。発リンクを効果的に使うことで、ユーザビリティを上げることができ、SEOに好影響をもたらすことも可能です。ただし、活用する際にいくつかの注意すべきポイントがあります。

これら発リンクの詳細について、本記事で解説していきます。

発リンクとは何か

リンクとは、つながりや関連を表す言葉です。インターネット上ではあるページから別のページへつなぐことを意味します。

では「発リンク」とは何でしょうか。発リンクはリンクを「発する」こと、つまりあるページから他のページや他サイトへ移動するリンクのことを言います。

発リンクは、厳密にいうと2種類の意味を持っています。ひとつは「内部リンク」もうひとつは「外部リンク」です。内部リンクは同一サイトの中で、現在のページから他のページへのリンクです。一方外部リンクは別のサイトへのリンクのことを指します。

例として、あるネットショップのサイトで現在見ている商品ページから、サイト内にある他のお勧め商品ページへのリンクは内部リンクです。また、外部サイトであるメーカーへのリンクは外部リンクとなります。

一般的に、発リンクというと外部リンクの意味で使われています。同一サイト内でのリンクは内部リンクと表記し区別しているようです。

SEO対策における発リンク

次に、発リンクを設置する目的やメリット、被リンクとの違いについて説明します。

発リンクを設置する目的

発リンクの目的は、ユーザーの利便性を上げること、コンテンツの信頼度を高めることです。

たとえば専門的な内容の情報の場合、関連する専門サイト等へのリンクがあることで、ユーザーは検索し直すことなくリンク先のサイトで確認をすることができます。また、リンクがあることで信頼できるサイトだと判断されます。

該当ページ内に、同一サイトの関連ページがリンクされていれば、ユーザーはサイトを移動する手間なく情報を補うことができるでしょう。

発リンクはSEO対策に直接的な影響はない、と言われています。しかし、ユーザーの利便性とコンテンツの信頼度が高まることで、結果としてSEO対策に効果が出ると言えるでしょう。

発リンクのメリット


発リンクのメリットは、以下の3点です。

・コンテンツの信頼性が上がる
・SEOに好影響を与える
・ユーザーの利便性を高める

公的機関のサイトや専門家のサイトへの外部リンクは、エビデンスの提示になるとともにユーザへ確実な情報を提供することができます。こうしてコンテンツの信頼性を上げることができます。

SEOの効果として、信頼できるサイトへのリンクはユーザーにとって有益なサイトである、と検索エンジンから判断されます。結果として検索エンジンからの評価を上げることにつながるのです。

また、内部リンクにより関連情報を求めてユーザーがサイト内を回遊するので、滞在時間が長くなりこちらもSEOへの効果が期待できます。加えて内部リンクの設置は検索エンジンに認識されやすくなり、公開直後のページでもインデックスされたり既存記事のパワーで新規ページの評価が上がったり、と好影響をもたらします。

適切な外部リンクがあることで、ユーザーは信頼性の高い情報を得ることができます。適切な内部リンクは、同一サイト内でユーザーが求める情報を次々と提供することを可能にします。

これらのことから、発リンクの設置はユーザーの利便性を高めることにもなるのです。

発リンクと被リンクの違い

発リンクと似ている言葉に「被リンク」があります。両者の違いはリンク方向の違いになります。

発リンクは、現在のページから同一サイトの他ページまたは他サイトへリンクさせることでした。一方被リンクは他サイトから現ページへリンクされることを言います。

被リンクは外部サイトからのリンクなので、基本的に自分でリンクを設置することはできません。(ただし、自身で運営している別サイトでこちらへの被リンクを設置することは可能です)

自サイトが被リンクを受けることで、他サイトからユーザーが流入します。また、良質なサイトからの被リンクはページランクを上げSEOに効果を発揮します。

SEOに直接的に効果があると言われる被リンクに比べ、発リンクは「発リンクのメリット」で挙げたように、コンテンツの信頼性を高めることで間接的にSEOの効果を上げることになります。

発リンクのSEO効果については、Googleのジョンミュラー氏により以下のように言及されています。

「私たちの見解では、他のサイトへの外部リンクであるため、あなたのサイトから他の人のサイトへのリンクは特にランキング要素ではありません。しかし、それはあなたのコンテンツに価値をもたらす可能性があり、その結果、私たちの検索に関連する可能性があります。」

参照 Google: アウトバウンドリンクはランキング要因ではない(英語サイト) https://www.seroundtable.com/google-says-outbound-links-are-not-a-ranking-factor-21545.html

被リンクさえあれば発リンクは必要ないのでは、と考えるかもしれません。しかし、コンテンツの信頼性はユーザーにとって大切なものです。発リンクによって信頼性を上げることもまた、SEO対策において重要になるのです。

発リンクのチェック方法

発リンクを有効に使うためには、リンク先と設置方法が適切である必要があります。リンク切れなどがあると発リンクの効果が発揮できません。サイト内の発リンク状況を把握することが重要になってきます。

ページごとに発リンクを確認することもひとつの方法ですが、ツールを使うことで効率的に調べることができます。

発リンクのチェックにお勧めなのが無料ツール「SEOチェキ!」です。

「SEOチェキ!」にチェックしたいURLを入力すると、発リンク数が分かります。詳細ページでは外部リンク数と内部リンク数およびnofollowリンク数を見ることができます。加えて発リンクのアンカーテキストとURLが一覧で表示されます。

このようにサイト内の発リンク状況が簡単に確認できるツールですが、競合サイトのURLを入力すれば、そのサイトの発リンク状況を分析することも可能になります。

また「SEOチェキ!」は発リンクだけでなく、検索順位やキーワード出現頻度などもチェックできる大変便利なツールです。

参照 「SEOチェキ!」 https://seocheki.net/

発リンク活用の注意点

これまで見てきたように、発リンクはユーザーにとって有益であり信憑性が高いことが重要です。

加えて、発リンクの設置には次の点に注意する必要があります。

発リンク数

Googleはページ内のリンク数について最大で数千個と定めています。事実上数千個のリンクは不可能でしょうから、基本的にリンク数を気にする必要は無いように解釈できます。

しかし、リンクが多過ぎるページは決して読みやすいものではなく、ユーザーの利便性に適っているとは言えません。Googleに無意味なリンクを設置していると判断される可能性もあり、当然SEOにも悪影響を及ぼします。

さらに、外部リンクや外部サイトのコンテンツを引用してばかりのサイトは、独自性があるとは言ず却ってコンテンツの質が低いとみなされてしまいます。

また、外部リンクが多いほど他サイトへユーザーが流出する可能性が増大します。外部リンクは、獲得したユーザーが離脱してしまうリスクを孕んでいるのです。

必要に応じた発リンクを適切に設置することが大切です。

発リンクのリンク先

発リンクはコンテンツ内容と関連が深く、なおかつ信頼性が高いページへ設置する必要があります。

コンテンツ内容と全く関連性の無いサイトへのリンクは、最悪Googleのペナルティが発生する危険があります。過去に、全く関連のない不自然な発リンクを設置したサイトがペナルティを受けた事例が発生しています。この例では、コメント欄に内容とは無関係のリンクを張ったことがペナルティの対象になっています。

参照 リンクスパム(Google検索セントラル) https://developers.google.com/search/docs/essentials/spam-policies?hl=ja#link-spam


さらに、信頼度の低いサイトへの発リンクは、たとえ関わりのないサイトであっても連動して紹介元である自サイトの信頼を損ない、Googleからの評価を下げることになってしまいます。(なお、リンク先が自サイトと関係性が無いことを照明する方法は次項で説明しています)

発リンク先がどのようなページまたはサイトであるのか、充分注意する必要があります。

信頼性の低いリンク先にnofollowを使う

やむを得ず信頼性の低いページを発リンク先に設定する場合、「nofollow」を使います。発リンクにnofollowを使うと、Googleへ「リンク先をフォローしていない」という意思表示になります。リンク先が信頼の置けないページであっても、連動して自サイトの評価が下がることを避けることができるのです。

ところで、発リンクは信頼性の高いページをリンク先にすべき、ということを再三に渡り説明してきました。敢えて信頼性の低いページに発リンクする必要がないのでは、と思われるかもしれません。

しかしサイトによっては、口コミやコメントの投稿などで、サイト管理者の意図とは無関係にリンクが作成されることがあります。広告リンクを設置している場合は、管理サイドでは完全にコントロールするのが困難です。このような場合には、意図せず信頼できないリンク先が混じってしまうリスクが発生します。

また、リンク先が品質の良くないサイトであっても検索エンジンに関連性が高いと評価されると、リンク先のサイトがランキング順位が上がるなど、自サイトの人気を悪用される可能性も出てきます。

こうした事態を防ぐため、nofollowを使う必要があるのです。

nofollowは、リンク単体に設置することもページ全体に設置することもできます。リンク単体に設置する場合はaタグに設定し、ページ全体に設置する場合はmetaタグに設定します。

なお、外部リンク先との関係性を示すタグはnofollowの他に

広告リンクであることを示す「sponsored」
コメントリンクであることを示す「ugc」

などがあります。

参照 「Googleに外部リンクの関係性を伝える(Google検索セントラル) https://developers.google.com/search/docs/crawling-indexing/qualify-outbound-links?hl=ja

まとめ

この記事では、発リンクの意味やSEO対策における効果、使う際の注意点などについて説明してきました。

発リンクを設置することで、コンテンツの信頼性が上がりユーザーの利便性を向上させることができます。結果、直接的ではないもののGoogleからの評価を上げる効果が期待できます。

しかし、リンク数やリンク先を考慮しないとSEO的に逆効果になる場合があります。コメント欄や広告リンクなどは特に注意が必要です。

今回の記事を参考に、効果的な発リンクを設定しSEO対策に役立ててください。

SEO対策済のWEBサービス開発を依頼するなら

エネセーブでは、SEO対策済のWebサービス開発を得意としております。
SEO対策済のWebサービスの開発をご検討の方は、是非以下よりお問い合わせ下さい。

関連記事