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共起語やLSIキーワードの効果的な活用法とは

この記事では、共起語とLSIキーワード等の意味、その活用方法について解説しています。

共起語を理解し効果的に使うことで、情報が充実しユーザーの検索意図にマッチしたコンテンツを制作することができるようになります。その結果Googleにユーザビリティの高いコンテンツであると判断され、検索順位を上げることも可能です。

共起語を正しく理解し、コンテンツ制作に活かしていきましょう。

共起語とは何か

共起語とは「あるキーワードと一緒に使われる頻度の多いワードまたはフレーズ」のことを言います。

例えば、「ノートパソコン」というキーワードについて書かれている文章中によく出てきそうな言葉を考えてみましょう。次のような言葉が挙げられます。

「メモリ」、「SSD」、「CPU」、「モデル」、「価格」…

これらの単語が共起語です。確かに「ノートパソコン」について書かれている文章では、一緒に出てくることが多いと思われます。

このように、共起語はキーワードと関連性の高い言葉と言えます。したがって、共起語が適切に使用されている記事は情報量が多く、読者の検索意図を満足させることができるのです。

共起語とLSIキーワード・サジェストキーワード

共起語と混同されがちな言葉として「LSIキーワード(関連キーワード)」「サジェストキーワード」があります。以下にそれぞれの意味を説明していきます。

LSIキーワード(関連キーワード)

LSIキーワードは、検索したキーワードと関連の深い言葉です。Googleでキーワード検索をすると、「他のキーワード」や「他の人はこちらも検索」として表示されています。


GoogleはLSI(Latent Semantic Indexing)という技術を使ってキーワードに関連する言葉を取得しています。関連する言葉は、過去に検索されたキーワードや検索回数、参考サイトの情報から判断されます。GoogleのUIがアップデートされる以前は「関連する検索キーワード」と表示されていたため、LSIキーワードは関連キーワードとも言われます。

サジェストキーワード

サジェストキーワードとは、キーワードと同時に検索される可能性の高い言葉です。
検索窓にキーワードを入力すると、その下に検索の候補が自動で気に表示されます。

「サジェスト(suggest)」は「提案する」という意味の英語です。Googleは入力されたキーワードと一緒に検索されている頻度の高い言葉を提示してくれます。文字通り「提案」してくれるのです。

共起語とLSIキーワードの違い

共起語が一般的に文章中で出現する可能性が高い言葉であるのに対して、LSIキーワードはGoogleなどの検索エンジンがキーワードと関連性が高いと分析した言葉であると言えます。

しかしLSIキーワードは、キーワードに関連している言葉であり、検索キーワードと一緒に出現する頻度が高いため、共起語とLSIキーワードが同じ言葉になるということがしばしば起こります。したがって後述するようにSEO対策には共起語が重要になります。

共起語の重要性とは

ここまで共起語の意味や類似のLSIキーワード・サジェストキーワードについて説明してきました。次になぜ共起語が重要視されるのか、その理由を説明します。

SEO対策になる

Googleは、コンテンツを評価する際にクローラーというロボットをweb上で巡回させて、コンテンツのデータを取得しています。

クローラーは、コンテンツ内容を理解するために、LSIの技術を使いキーワードと同時に使われている頻度の高い言葉をデータベース化しています。そのデータベースに照らし合わせ、コンテンツ内容を判断するのです。

したがって、同時に使われる頻度の高い言葉(共起語等)が盛り込まれているコンテンツは、クローラーに正しく判断される可能性が高くなりますし、反対に共起語等があまり使われていないとクローラーからの評価は下がってしまいます。

Googleは共起語等がしっかりと盛り込まれているコンテンツを、ユーザーにとって有益なコンテンツである、と評価しているのです。このため、共起語はSEO対策において重要な項目のひとつと言えるでしょう。

ユーザビリティの高いコンテンツになる

冒頭に挙げたキーワード「ノートパソコン」の共起語を思い出してください。

「メモリ」、「SSD」、「CPU」、「モデル」、「価格」…

ノートパソコンについて書かれている文章に共起語が全く使われていない場合と、「メモリ」や「SSD」、「CPU」、等にも触れられている文章を比べると、情報が充実しているのはどちらでしょうか。明らかに後者の文章です。

共起語を使用することで情報が充実し、ユーザーの信頼度も上がります。結果としてユーザビリティが高いコンテンツと評価されるのです。

共起語の調査方法

検索上位コンテンツを調べる

キーワード検索の結果上位に表示されるコンテンツは、共起語が適切に盛り込まれ充実した情報が掲載されています。したがって、検索上位コンテンツに含まれる共起語を調査することは有意義な方法です。

共起語ツールを利用する

上位コンテンツを調査、分析する方法は非常に有効ですが、少なくない手間と時間が必要です。そこまで手間と時間を掛けられない場合には、ツールを利用する方法があります。

ここでは、無料で使える共起語ツールを4つ紹介します。

共起語検索

「共起語検索」は、Googleの検索ワードの上位30位のサイトから共起語を抽出してくれるツールです。キーワードを入力すると、共起語とその使用回数が表示されます。

シンプルなつくりになっており、初心者にも使いやすいツールです。

参照 共起語検索 https://neoinspire.net/cooccur/

SERPsアナライザー


「SERPsアナライザー」も「共起語検索」と同様に、キーワードを入力して検索ボタンを押すと共起語が抽出でき、簡単に利用することができます。

共起語のリスト表示に加えて、上位10ページまでの「コンテンツの文字数データ」と「見出抽出」の機能があります。

参照 SERPsアナライザー https://blog-bootcamp.jp/serps-analyzer/

共起語調査ツール

「共起語調査ツール」は、Googleの他にYahoo!JAPANからも共起語を抽出します。一括で4つのキーワードを登録できる、複数キーワードでの検索、共起語データをCSVでダウンロード可能、と充実した機能になっています。

無料で使用できますが会員登録が必要です。

参照 共起語調査ツール https://www.sakurasaku-labo.jp/tools/cooccur

ラッコキーワード

「ラッコキーワード」は、Google検索結果の上位20サイトから共起語を抽出します。その他にサジェストキーワードや検索ワードが使われている見出しの数、文字数なども調べることができます。

会員登録なしで利用する場合は、1日5回までの制限があります。会員登録(無料・有料)をすると、5回以上の利用が可能です。

参照 ラッコキーワード https://related-keywords.com/

共起語の活用場面

ここからはコンテンツを制作する際に、共起語が活用できる場面とそのやり方について解説します。

新規コンテンツ作成時


新規コンテンツのテーマ作成時に共起語を活用することができます。

まず、コンテンツのメインキーワードが決まったら、共起語を調査します。挙がった共起語を分析すると、そのキーワードを検索するユーザーの検索意図や欲している情報が見えてきます。

例えば、「ノートパソコン」のコンテンツなら、共起語である「メモリ」や「SSD」に触れられている情報が、ユーザーの欲しているものになるでしょう。このように、共起語からユーザーのニーズや検索意図を予測することができるのです。

このようにして、把握できたユーザーニーズからテーマやコンテンツの方向性を決めていきます。また、タイトルや見出しに共起語を用いることで、検索されやすくなるだけでなく、ユーザーも自身の求めている記事かどうかを判断しやすくなります。

共起語を活用して作成したコンテンツは、ユーザーニーズに沿っておりSEO効果を上げることが期待できます。

記事の執筆時

記事執筆の際にも共起語を活用することができます。

はじめに、調査してある共起語の中から記事内で使うものをピックアップします。全ての共起語を使おうとすると、記事のテーマや方向性がブレてしまい分かりにくいものになってしまうからです。

共起語がいくつもある場合は、あらかじめグルーピングしておくと良いでしょう。使う際にピックアップしやすくなります。

ピックアップ後は、その共起語を適切に盛り込みながら記事を執筆していきます。この時に大切なことは、共起語を意識しすぎて不自然な文章にならないように注意することです。

共起語を意識して書かれた記事は、充実した内容でユーザーの求めている情報が網羅されているものになるはずです。しかし、共起語にばかり気を取られて文章展開がおかしくなってしまっては、本末転倒です。

「ユーザーが理解しやすいこと」を一番に考えて記事を執筆しましょう。

既存記事のリライト時

思うように検索順位が伸びていない等の理由で、記事をリライトする場合があります。この際に、共起語を活用して記事のリライトを行うことが可能です。

まず、共起語とリライト前の記事を比べます。該当記事には使われていない言葉、内容などが発見されたら、その部分が上位の記事にはあるがこちらには欠けている言葉や内容です。

欠けている内容を追記してリライトを行うことで、より充実した情報が掲載されている記事になります。結果としてユーザーの検索意図を満足させ、Googleからの評価も上がりやすくなるのです。

また、共起語は時代や時間の経過によって変化します。例えば、インターネットが普及する前は「授業」の共起語に「オンライン」という単語は無かったでしょう。今では当たり前のように「オンラインでの授業」といった言葉を使用しています。

以前に作成したままになっている記事も、共起語を再検索しリライトすることをお勧めします。

共起語を活用したコンテンツ作成時の注意点

前述のように、コンテンツ作成時に共起語を活用することで、ユーザーに充実した情報を届けることができます。しかし、共起語を使うだけでよいコンテンツになるわけではないことに注意してください。

共起語が数多く入っていれば検索順位が上がるというものではありません。内容を吟味せずにただ共起語が詰め込まれたコンテンツは、ユーザーにとって無駄に長くよく分からないものになってしまいますし、Googleからの評価も下がってしまうでしょう。共起語を盛り込む目的は、情報を網羅しユーザーニーズを満たす事です。

共起語の活用は、あくまでもユーザーの求めているコンテンツを作成するための手段になります。手段と目的を混同しないよう注意しましょう。

まとめ

共起語は検索キーワードと関連が深く、キーワードとともに使用することでユーザーの求める情報を網羅した質の高いコンテンツになります。その結果Googleの評価も上がり、SEO対策に効果を発揮します。

共起語は上位表示されるコンテンツから探すこともできますが、ツールを使うと便利です。

調査した共起語は、新規コンテンツのテーマ策定、記事執筆、リライト時に役立ちます。しかし、効果的に使わないとコンテンツの質を下げかねないことに注意する必要があります。

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