消費者の行動にも大きな変化が出てきました。2011年に、GoogleによってZMOT(Zero Moment of Truth)という概念が提唱されました。これは、顧客はインターネットを通じて、商品を購入する際には事前に調査を済ませ、店舗に足を運ぶ際には購入するものをすでに決めいているというものです。消費者はWeb上で調査して購入を決めるということですから、マーケティングにおけるWebの重要性は益々高まります。
ここでは、心地よいユーザー体験を提供し、Webサイトにより長く滞在してもらって離脱を防ぐことが大切になります。そのための取り組みとしては、LPO(Landing Page Optimization)というランディングページ最適化や、EFO(Entry Form Optimizationといったエントリーフォーム最適化、レスポンシブデザイン(ユーザーの画面サイズに合わせてページレイアウトを最適化するデザインのこと)の導入によるスマートフォン最適化などが挙げられます。また、システム面では、決済手段の充実なども効果的です。ECサイトで、クレジットカードが支払い方法も可能にし、購入直前での顧客離脱を防ぎます。