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VR動画の作成方法について 自宅で手軽に楽しむ方法もご紹介

 この記事では、VR動画の作成方法を、おすすめのカメラや編集ソフトなどと合わせてご紹介するものです。VR動画を作ってみたいけども、プロ並みの技術が必要なのではないかと躊躇する方もいるかもしれません。しかし、VR動画は思っているよりも手軽にできるものですので、本記事をお読みになり気軽に取り組んでみてはいかがでしょうか。

そもそもVR動画とは?

 VRとはVirtual Reality(バーチャル・リアリティ)の略で、日本語では仮想現実とも訳されます。VR動画は180度もしくは360度の空間を見渡せる動画で、まるで視聴している空間のなかに実際にいるかのような没入体験が可能となります。自宅や特定の施設にいながら、各地の観光名所を回ってみたりと新しいコンテンツとして浸透しています。また、ビジネス分野でも取り入れられています。

VR動画を作成する流れ

1 企画する

 VR動画の大きな特徴は、視聴者が動画の中で自由に視点を決められるという点です。見る人によって、見る視点も異なるため、制作者側としてはどういうシーンを視聴者にみてほしいのか、何を伝えたいのか明確にしておくことが重要です。そのため、どんなシーンや構成にするのか企画を練る段階が重要です。また、動画を作っているとどうしても情報量が増えてしまいます。情報過多であれば視聴者にはかえって悪影響です。情報量を絞り、制作する動画のなかの人物や背景、小物まで行き届いた設計をすると、より没入感の高い世界を実現できます。世界観を考える過程で、どうしたら情報を絞り効果的に視聴者を楽しませることができるのか考える作業も必要です。

2 専用カメラで撮影する

 続いて、360°全角度の映像が撮影できる専用のカメラを使って撮影をします。VR動画専用のカメラには、1台で360°の撮影ができるものから、2つ180°撮影できるカメラが付いているものなどの撮影方式があります。初心者で手軽に始めたい方には、1台で360°を撮影できるタイプのものが良いでしょう。

<おすすめカメラのご紹介>

「GoPro Omni」・・・アクションカメラの「GoPro」を用いてVR撮影を行うものです。立方体の枠の各面に6台のGoProをそれぞれ装着して撮影する方式となっています。さらに、解像度が高く4K動画の撮影もできる「HERO4 Black」を6台連動させることによって、最大8Kの高画質VR動画が作成できます。

KeyMission360」・・・耐久性に優れたカメラです。防水機能は水深30メートルまで使用可能、衝撃耐性機能は2メートルの高さからの落下にも耐える、耐寒機能としては氷点下10℃でも使用可能とされています。そこまでの過酷な環境下で撮影する予定のない方でも、普段使いでも落下や水没も気にせず使えるでしょう。4K動画の保存に対応している360°カメラです。

RICOH THETA SC」・・・VR動画撮影の初心者におすすめなカメラです。「RICOH THETA」シリーズの中でも「SC」は、一度の撮影可能時間は短いですがカラーバリエーションも多く、比較的安価な価格であることが魅力です。初心者にも優しい設計で、軽く薄いボディ、電源を入れてから1.5秒で撮影開始できるなど扱いが簡単です。片手で操作することもでき、色々なシーンでも臨機応変に扱えます。さらに、撮影した映像の共有までしたいという方にもおすすめです。撮った映像を、SNSや動画投稿サイトへアップロードできますし「theta360.com」という専用のサイトでは簡単に共有できて、世界中に撮影したVR動画を公開することができます。

Kodak SP360」・・・広角な視野を持つアクションカメラで、耐衝撃・耐低温・防滴・防塵などの性能を有することに加えて、高速撮影や低速度撮影など様々なシーンにも対応可能です。また、2台を併用すると水平・垂直ともに360°の映像が撮影できます。こういった優れた機能を持ち、さまざまなVR動画の撮影が可能です。

SOYA-DVO1」・・・遠隔操作やセルフタイマーなどの機能も専用アプリで可能で撮影の自由度が高いカメラです。また、4K動画の撮影にも対応し、高画質の映像を撮影したい方向けともいえます。さらに、VR撮影に限らず様々な撮影に耐えられるように多様な機能を備えています。「スクウェア」「VR」「インナー」「パノラマ」「全天球」「上下」「リング」「セミサークル」などという機能・モードがあり、色々な撮影方法を楽しめます。

3 専用のソフト・アプリで編集を行う

 VR動画を仕上げるには「ビデオ・スティッチング」という作業を行うことが必要ですが、これはあらゆるアングルで撮影したいくつかの映像をつなぎ合わせるものです。視聴者が不快なく楽しめるように、編集ソフトを用いて映像の明るさ、つなぎ合わせる位置や振動などを調整します。また、カメラやマイク、撮影者など本来写したくない部分があれば編集ソフトの機能によって、レタッチで消したり、文字や画像などで修正するなどの作業を加えます。

<おすすめVR動画編集ソフト・アプリ>

「ハコスコカメラ」・・・360°カメラの「RICOH THETA SC」を使用して撮影・再生・編集の専用スマートフォンアプリです。カメラのライブビューをスマホで手軽に見ることができます。

「Spincle」・・・スマートフォンのみでVR動画を作りたい方向けのおすすめしたい編集ソフトで、VR動画の編集専用のスマートフォンアプリです。自然な3D映像も表現でき、編集や変換を行わずにVR動画を楽しむことも可能です。また、4K動画にも簡易的ではありますが対応しており、他の編集ソフトとも併用すれば、スマホで高いクオリティのVR動画を作ることができるかもしれません、さらに、SNSへのアップロード機能もあり、スピーディーな共有が可能です。

4 公開するときは動画をアップロードする

 動画を公開したいときはアップロードしなければいけません。以下では簡単にアップロードの手順をご紹介します。

①動画のエンコード・・・「YouTube」に動画をアップロードする場合を例にすると、段取りがいくつかあります。動画の作成後、YouTubeにで適切に表示させるため、エンコードと言われるデータの圧縮作業に取り組みましょう。

②メタデータを設定する・・・360度の動画の再生のためには動画ファイルに特定のメタデータを埋め込む作業が必要です。まず360 Video Metadataというアプリをインストールし、その後ファイルを展開してアプリを起動し、「open」から動画ファイルを選択します。次に「Spherical」 のチェックボックスをオンにして「Save as」クリックし、名前をつけてファイルを保存すれば、メタデータの埋め込み作業は終わりです。

③アップロードと公開・・・YouTubeサイトでアップロードしたのちに公開ボタンをクリックをすれば公開作業は終了です。公開する前に、きちんと再生できているか確認することができます。なお、再生できるようになるまでの処理は、360度動画は1時間もかかる場合があります。

自宅で手軽にVR空間を楽しむ

上記のようなプロセスは一定のレベルを備えた本格的なVR動画撮影・公開方法です。一方、VRの世界を自分で開発して体験したい方には、手軽な方法があります。

準備するもの

Unityをパソコンにインストールする・・・Unityは世界的に有名なゲームエンジンで、VRを作るための優れた機能を備えています。プログラミングの知識がなくても使用でき、無料でインストールできます。もっとも、Unityを利用したVR開発のためには、比較的高性能な仕様のパソコンが必要となってきます。

ヘッドマウントディスプレイ(HMD)・・・これは、頭に装着するディスプレイ装置です。このヘッドマウントディスプレイには様々な種類があり価格帯も様々です。気軽に体験するという観点では「VOX 3DVRゴーグル」が安価で良いでしょう。VOX 3DVRゴーグルは、スマートフォンにVRの処理を任せるものです。

Unity Remote 5対応のスマートフォン・・・Unity Remote 5はスマホでVR動画を確認する専用アプリです。Unity Remote 5をスマホでインストールし、そのスマホをPCとUSB接続すれば、Unityで再生しているシーンをリアルタイムで見ることができます。

VR空間を作る

Unityで仮想空間とカメラを設定・・・Unityではプログラミングをしなくても、仮想空間の設定ができます。

VRカメラの設定を行う・・・

<インポート>次にVR用カメラの設定をします。VR用のカメラ、『Dive Unity Plugin package』などをUnityにインポートします。公式サイトからタウンロードしてProjectフォルダの下に入れ、中のファイルをインポートします。

<そのほかの設定>続いて、元からUnityに入っている「Main Camera」を削除します。「Dive_Camera」を「Hierarchy」の直下に入れます。そしてカメラを設置します。カメラをプレイヤーの目線にする場合には、Dive_Cameraを「Player」の「Head」に入れます。同時に「Dive Mouse Look」のチェックを外すことで、Dive_Cameraの目線に切り替えることができます。

<アタッチする>Projectに「GyroScript.cs」というファイルをC#コードを使って作成し、Dive_Cameraにアタッチ(ドラッグ&ドロップ)します。こうしてスマホのジャイロセンサーに反応して、カメラが動くことになります。

パソコンとスマートフォンをつなぐ・・・パソコンとUnity Remote 5を起動したスマートフォンをUSBケーブルでつなぎます。次に、Unityの「Edit」から「Project Settings」「Editor」に進みます。そして自分のデバイスを選択します。
続いて「File」から「Building Settings」に進み、Platformから再生したいプラットフォームを選択して、「Switch Platform」をクリックします。

ヘッドマウントディスプレイにスマホを装着して体験する・・・ヘッドマウントディスプレイにスマホを横方向で差し込み、頭部に装着します。すると、VR空間を体感することができます。多少クオリティは低いかもしれませんが、こうして自宅で手軽にVRを作成することができます。

より本格的なVR空間・ゲーム作りをするには?

 より高いクオリティのVR空間や、そのVR空間を用いたVRゲームを作りたい場合に、必要な知識や機器としてはどういったものがあるのか、以下にご紹介していきます。

プログラミングの知識・・・プログラミングの知識は、リアルなVR空間・ゲーム構築のために必須です。プログラミングができなくてもある程度はゲームエンジンの機能で足りますが、複雑で高度な処理を要すればプログラミングが必要です。ゲームエンジンによって対応しているプログラミング言語は異なります。そのため、プログラミング言語を学習する場合、どのゲームエンジンを利用するか決めてからにしましょう。

Unityの知識・・・UnityはVR開発でよく利用され、様々なプラットフォームに対応しています。プログラミングの知識はなくても、Unityを利用すれば一定のVR空間を作ることができます。しかし、本格的なVRゲームを作りたい場合はUnityを使いこなす必要があります。Unity以外にも有名なゲームエンジンとして「Unreal Engine」があります。こちらの特徴は高品質なグラフィックであり、パソコンゲームや家庭用ゲームの開発に適しています。

HMDを用意する・・・PCに接続して使用するHMDは、不具合の有無を確認すために必要なアイテムです。ただ、高価にはものになってしまいますが、必ず揃えましょう。

VR Readyを用意する・・・「VR Ready」は、「NVIDIA」などVR関連企業が認定した、VRを快適に動かすことができるパソコンということを示した用語です。VRには一定の性能を有するパソコンが必要とされるため、その性能を満たしているのか判別できるようにこのような用語が生まれました。NVIDIAが公開している「GeForce Experience」というソフトをインストールした後に設定画面を開けば、自分のパソコンがVR Readyかどうか確かめられます。また、HMDを販売している「HTC VIVE」という公式サイトにアクセスし、VRに対応しているパソコンかどうかを判断してくれるソフトをダウンロードすることでも確認できます。
 もし、これからパソコンを購入するという方で、VR Ready認定されているものを購入したい場合には、VR Readyのロゴが入ったものを購入しましょう。もっとも、VR技術は今後も発展していくものなので、よりハイスペックなHMDが発売された場合に、それに対応できないこともあります。そのため、グラフィックボートなどの性能がなるべく高いパソコンを購入した方が無難かもしれません。また、重要なことはHMDの要求スペックを確認することです。要求スペックを満たしているパソコンか事前に確認しましょう。

まとめ

 ここまでVR動画の作り方やおすすめ機器や編集ソフト、自宅で気軽にVR体験できる方法、本格的にVRに取り組むために必要なものなどご紹介してきました。VRはまだまだ発展が期待される分野です。この機会に初めてみてはいかがでしょうか。

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